「発見!千葉編集部」

「おにぎり」で伝える、房総のお米の美味しさ

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ある日のランチ時、コンビニやスーパーのものではなく無添加のお弁当を探していた筆者は、いすみ市にある直売所に立ち寄りました。そこで何気なく手に取った1個のおにぎりのラベルを見てみると使用しているのは米、海苔、塩のみ。しかも素材はすべて千葉産。そのシンプルさに惹かれ購入してみることに。一口食べて衝撃が走りました。ほどよく粘り気と甘さのあるお米に、潮の香りの広がる海苔と優しい塩味。質素なのにすべての要素が完璧に調和した究極のおにぎり。千葉のお米の美味しさに初めて触れ、どうしても伝えたいという想いから今回この特集を組むことに。いすみ市の「おにぎり工房かっつぁん」と市原市の「よっちゃんおむすび」を訪ねました。

いすみへの愛が詰まった「おにぎり工房 かっつぁん」

田園の中をいすみ鉄道が横切る風景。“かっつぁん”こと坂本勝彦さんのおにぎり屋さんにはゆっくりとした時間が流れています。東京でIT系の会社に勤めていたかっつぁんが、子育てのために移住し、ここに店を開業したのは7年前。いすみ米コシヒカリの美味しさに感動したことがきっかけでした。「いすみ米はポテンシャルがあるのに地元の人にしか食べられていない。どうやったら広められるかと考えていた時に出会ったのがおにぎりだったんです。日本のお米って炊き立てだと美味しくないものを探す方が難しいですよね。どこで美味しさを比べるかと言ったら冷めた時。冷めても味が落ちず、粘り気のおかげで手の上で転がすだけで形になるいすみ米は、おにぎりに最適なんです」。

豊かな食材をじっくり味わう「千葉おにぎり」

かっつぁんが使用するのは、合併前の旧夷隅町の場所で採れたお米のみ。具材もできるだけ千葉県内のものを使うようにしています。梅干しは自宅で採れた梅を自分で漬け、醤油も自家製。常時10数種類のおにぎりを用意し、季節に合わせたメニューも登場します。もちろんすべてのおにぎりが無添加なので子供も安心。そんな中でもぜひ試してもらいたいのは「千葉おにぎり」。木更津の青まぜ海苔(あおさが少し混ざったもの)と鴨川沖の海水から採れた塩に、いすみ米コシヒカリをコラボレーションさせたシンプルな逸品です。千葉の食材の豊かさが感じられるリッチなおにぎりを召し上がれ。

房総の米フェス「RICEDAY BOSO」が今年も開催!

かっつぁんは「NO RICE NO LIFE!」をコンセプトに掲げた米フェス「RICEDAY BOSO」の主催者でもあります。房総中から米農家さんや米好きたちが集結し米に感謝するイベントで、4杯(回)目となる今年は、11月24日(日)に大多喜ハーブガーデン(https://herbisland.co.jp)で開催予定。自慢のおにぎりはもちろんのこと、玄米のパイ、米油と米醤油を使ったポップコーン、インディカ米のカレー、米粉パンや米粉スウィーツなどユニークな米メニューも出店します。さらに塩麹や器と箸置きが作れるワークショップや米にまつわる座談会、米ぬかピローと米Tシャツの販売も実施。米の可能性がどこまでも広がる、一風変わった祭典です。房総のお米の魅力を体感しに行きませんか。

●おにぎり工房 かっつぁん
住所:千葉県いすみ市増田587-2
最寄駅:いすみ鉄道 上総中川駅 徒歩15分
営業時間:10:30〜15:30(火〜金曜)、10:30〜12:30(木曜)
定休日:土〜月曜、祝日 
※イベントのない日には臨時営業する可能性があります。HPの営業カレンダーをご確認ください。
電話番号:090-8859-8769
https://katsu3.jimdo.com

心まで元気にする食事処「よっちゃんおむすび」

毎日たくさんのおむすびとともに家庭料理を提供する村上良江さん。食への情熱があり、フレンドリーで笑顔が素敵な彼女は“よっちゃん”と呼ばれ、地域ではお母さん的な存在として親しまれています。某企業を定年退職した後おむすび屋オープンの夢を掲げ、調理師専門学校に通い、割烹での修行を経て5年前に「よっちゃんおむすび」を開業。そんな経歴もあり、おむすびのみならずだし巻き卵やきんぴらごぼうもお店の名物に。「和食をベースにした品格あるおむすび作りを心がけています。基本に忠実で誤魔化しのない仕事をしたいので、毎日色々な出汁をとっているんです。専門学校に通うまでは出汁の取り方も知らなかったのに、今では出汁の取り方セミナーも行っているんですよ」。

季節で変化する、飽きのこないおむすびを提供

おむすび屋をオープンするにあたって「おにぎり工房 かっつぁん」のところへ何度も足を運び、お米のことを学んだというよっちゃん。「うちではかっつぁんのいすみ米と君津のコシヒカリを半分ずつ混ぜたお米を使っています。いすみ米の小さくてさっぱりした食感に君津のお米のもっちり感を足して自分の満足のいくものに仕上げました。炊き上がると甘い匂いが漂って、香りだけでも美味しいんです。また、お野菜もいすみ産の無農薬のものを使うようにしています」。女性に人気の具材は黒豆と鮭たっぷり。春はタケノコ、秋には舞茸や栗の炊き込みご飯、冬にはクリームチーズなど季節のおむすびも好評です。「伝統だけでなく進化(深化)も大切にしています」とのことでした。

ランチセットで懐かしい母の味を楽しもう

「よっちゃんおむすび」では好きなおむすびをチョイスできるランチセット(おむすびの価格+¥600)も提供。お味噌汁や季節のお惣菜を使った可愛い小鉢、出し巻き卵などがセットになっています。煮干しで出汁を取った丁寧なお味噌汁は一口すするだけで気持ちまでほっこり。今回は、がっつり食べたい方におすすめの「とり天」と旬の「栗ご飯」を注文しました。「とり天」はからしマヨネーズで味付けされ、中央にももうひとつとり天入りなので男性にも満足度の高いおむすび。「栗ご飯」は出汁の効いた炊き込みご飯に、千葉の八百屋さんから仕入れた大きな栗を合わせた秋の味覚。美味しいおむすびと話好きなよっちゃんとの会話によって、完食した後には幸せな気持ちが心と胃袋に広がるのが感じられるはずです。

●よっちゃんおむすび
住所:千葉県市原市八幡812-2
最寄駅:JR八幡宿駅 徒歩1分
営業時間:7:30〜16:00
定休日:木曜 
電話番号:080-1262-2945
http://yocchan-omusubi.com

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10:00~22:00 日・祝10:00~21:00
※一部店舗により異なります