「発見!千葉編集部」

千葉が誇るガラスメーカー「Sghr スガハラ」で夏の食器探し

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千葉県の九十九里町にある菅原工芸硝子株式会社は昭和7年にガラス食器の製造をスタートしてから、3代続く老舗のガラスメーカー。職人がハンドメイドで生み出す「Sghr スガハラ」のガラスはなんとも芸術的で、じっと眺めているうちにどこか違う世界に連れて行かれてしまうのではと思うほどに引き込まれてしまいます。毎月千葉県内を取材で回る中で、筆者自身も幾度となく「Sghr スガハラ」の名前を耳にし、その食器を見かける機会がありました。「千葉を取材しているならスガハラさんのところに行かないと」そう言われたことも何度か。「Sghr スガハラ」のガラスの美しさ、そして県内にとどまらず全国から支持される秘密に迫りました。

日常にアートを。千葉の名産「Sghr スガハラ」のガラス

写真でも分かる通り「Sghr スガハラ」の製品は繊細なディテールと大胆なデザインが共生し、まるで宝石のよう。自分へのご褒美やプレゼントとしてのみならず、一流シェフたちからもラブコールが絶えません。いずれも見事な職人技によるハンドメイド。だからこそ、このぬくもりと柔らかさが感じられるのです。広報の菅原さんによると「すべて手作りであることだけでなく、社内で誰でもアイディアを出せるのも弊社の特徴です。ひとつだけテーマがあって、それは『暮らしの中で使える物』ということ。繊細になりすぎたり、奇抜なデザインで普段使いができないのは非常にもったいないので、日常を彩る、使いやすいガラス製品を目指しています。年間100点以上の新商品が生まれているんですよ」。

「ガラスと会話する」。職人のハンドメイドへのこだわり

「Sghr スガハラ」を支えるのは男女30人の職人たち。3〜4人でチームを組み、連携してひとつのものを作っていきます。工程を分担して行うため精密性が必要となり、したがって職人一人ひとりのレベルも向上するそう。中央の釜の中の温度は1400℃にもなり、現場も常に灼熱。この道53年のベテラン職人、「伝統工芸士」としても認定されている塚本衛さんにお話をうかがいました。「ガラスは非常に奥が深いもの。作る人によって表情が変わります。僕の作品はガラスの動き、柔らかさを活かすのが特徴。ガラス作りは永遠に終わりがないから引き込まれていくんです」。竿を回しながら作業するため、毎日筋トレをして腕を鍛えていらっしゃるそう。優しい笑顔でガラスについて教えてくださいました。

併設の直営店「スガハラ ファクトリーショップ」でお買い物

南は福岡から北は仙台まで、さらに銀座や青山など「Sghr スガハラ」は全国に8店舗を構えます。その中でもっとも商品展開数が多いのが本社の敷地内に併設されている「スガハラ ファクトリーショップ」。常時4〜5000種にのぼるほぼ全ての製品が陳列するだけでなく、職人さんたちが手がける作品の展示も行われています。直営店で「CLUB Sghrメンバー」へ入会をすると、その日から割引の適応がされたり、誕生日プレゼントや会員限定イベントへの招待など年間通して特典が盛りだくさん。さらに「CLUB Sghr PLUS+」では、破損してしまった商品を無償で交換するなどスペシャルな特典も。引き取った製品は再度解かし、別のガラスとして生まれ変わらせるそうです。エコな発想も素敵。

●スガハラ ファクトリーショップ
住所:千葉県山武郡九十九里町藤下797
最寄駅:JR東金駅より 車で約15分
時間:9:00〜18:00
定休日:年末年始
電話番号:0475-67-1021
HP:http://www.sugahara.com/shop/

自分だけのオリジナルガラスを作ろう! ガラスづくり体験

九十九里にある本社の工房内ではガラス制作体験教室をほぼ毎日行っています。約1200℃の溶解ガラスをヘラで伸ばしお皿や鉢、ジョッキなどを作る「のばしコース」、同コースを2人1組の共同作業で仕上げる「のばしペアコース」、パイプに息を吹き込みガラスを膨らます「吹きコース」の3種類。あっという間に固まってしまうガラスの神秘的なプロセスを見ることができ、またガラスづくりの“熱い”現場を直接肌で感じられる貴重な時間です。自分だけのオリジナルガラスはゆっくり冷ました後、その日中に持ち帰ることができるのも嬉しいところ。コースにもよりますが、小学生のお子様から体験可能。お申し込みは電話かwebサイト(http://www.sugahara.com/mini_school/)からどうぞ。

「Sghr café Kujukuri」でガラスとともに優雅なひとときを

お昼時には平日でもすぐ満席になってしまうほどの人気カフェ「Sghr café Kujukuri」も併設されています。窓から陽の光がいっぱいに差し込み、ガラスの美しさを一層際立てる店内では、美しいガラス製品がフードやドリンクといかにコラボレーションするかを実際に体感できるスポット。訪れた人が日常的なガラスの使い方をイメージできるよう、食事はあくまで身近かつシンプルなメニューを提供しているそうです。その中でも千葉産のピーナッツバターや豚肉といった地元食材を使用したメニューや季節限定ドリンクなど、こだわりの美味しいお食事がいただけます。一見難易度の高そうなプレートや小皿の使い方や盛り付け方も参考に。想像が膨らみ、終始わくわくしっぱなしです。

ローズとグレープフルーツのソーダ(季節のドリンク) 650円
ピーナッツバター、野菜とツナのオープンサンド 850円

●Sghr café Kujukuri(エスジーエイチアール カフェ 九十九里)
住所:千葉県山武郡九十九里町藤下797
最寄駅:JR東金駅より 車で約15分
時間:10:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日:年末年始(不定休あり)
電話番号:0475-67-1020
HP:http://sghrcafe.com/kujukuri/

「ものづくりを楽しむ」環境がいいものを生む

元は東京の会社で、千葉に越してきて57年。3代目となる社長の菅原裕輔さんにもお話をうかがいました。「ものづくりは楽しくなければと思っています。大変な現場だからこそ、新しいものを生み出す喜びを感じながら職人や社員に働いてもらいたい。手作りの世界はたくさんありますが、一点ものの作家さんのものと違って、ここまで量産しながらハンドメイドにこだわる会社は珍しいと思っています。完成する前のガラスはとても柔らかく、熱く、できあがった製品とはまた違った面があって美しい。ぜひ多くの方に九十九里までお越しいただき、ガラス作りの現場と千葉の良さを体感していただきたいですね」。

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住所
〒260-0031 千葉市中央区新千葉1-1-1 ペリエ千葉2F-3F
営業時間
10:00~22:00 日・祝10:00~21:00
※一部店舗により異なります