「発見!千葉編集部」

トロッコ列車で、千葉の里山風景を感じる旅

  • 遊ぶ・体験する

今年で創立101年を迎えた「小湊鉄道」。歴史ある駅舎の造りや今なお現役で運行するレトロな車両が、鉄道マニアのみならず旅行客にも人気です。単なる移動手段というよりも、列車に乗ること自体を楽しむために乗車するお客さんも多く持つ同鉄道では、2015年、大正時代に活躍したトロッコ列車の復刻版の運行を開始しました。もしかすると「鉄道」と聞いただけで、自分とは縁のないもの、と敬遠してしまう方もいるかもしれません。しかし小湊鉄道のトロッコ列車は老若男女すべての人々の心をつかむ魅力と仕掛けがたくさんつまっており、千葉の良さを感じられる最上級のエンターテインメントと言っても過言ではないくらい。ぜひこの爽快感を乗車して体験してみてください。

千葉が誇る里山文化の案内人、里山トロッコ列車

小湊鉄道の社員が駅間の移動の際に使用していた“レールバイク”(線路上を走行するバイク)、それがトロッコ列車運行スタートのヒントでした。里山の風を感じながら走行する気持ちよさを、多くの人に味わってほしいという想いがきっかけだったそうです。だから一番の醍醐味はのどかな田園、里山風景を肌で感じること。走行中には、農作業をする方々や駅員さん、町の人々がにこやかに手を振ってくださいます。自然の豊かさとともに人の温かさにも触れられるのも嬉しい体験です。また、登録有形文化財に指定されている、昔ながらの小さくて可愛らしい駅舎にも注目です。大正時代に切り開かれた「切り通し」や「素掘りトンネル」なども小湊鉄道の特徴のひとつ。車内で配られるMAPで見どころをおさえましょう。

それぞれに特徴のあるユニークな車両に注目!

先頭を走るのは、大正12年製、開業時に活躍したC型コッペル蒸気機関車の現代版。クリーンディーゼルエンジンが搭載されていたり、煙突から排出されるのは空気を汚さない煙だったり、環境もしっかり配慮されています。汽笛は大正時代に実際に使われていたものを搭載し、レトロな汽笛音に酔いしれながら出発です。2、3号車は窓のない開放的な「展望車」で、里山の風が通り抜ける中、草木の香りを直に感じられるのが特徴。天窓ガラスはUVカット仕様で、日差しが強い日でも安心です。窓のある普通車の1、4号車は、エアコンも装備されているので真夏や真冬でもOK! ヘッドマークの上には沿線に咲く草花が季節ごとに飾られているので、細部にまで注目してみてください。

五井駅では「やり田」の手作り駅弁をゲットしよう

JR五井駅の改札を通り、小湊鉄道の改札へ。ここから約30分かけてトロッコ列車の始発駅となる上総牛久駅を目指します。ICカードは使用不可、手売りのチケットを購入すると、昭和へタイムスリップしたかのような駅のホームと1960年代から走っているという一両編成の列車が出迎えてくれます。そんな五井駅では手作りの駅弁を販売する「やり田」が改札付近でほぼ毎日お店を出しています。あさりの炊き込みごはんと日替わりのおかずが入った一番人気の「あさり弁当」をはじめとし、数種類のお弁当、丼ものや巻物の他に、旬な野菜や魚を使った煮付けに加えておはぎまで。“母の味”を感じられるラインナップがたまりません。ぜひ時間に余裕を持ったスケジュールで、トロッコに乗車する前にゲットしてください。

下車して歩くべき! トロッコ列車の終点、養老渓谷駅

約1時間の乗車を終え、終点の養老渓谷駅に到着しました。この駅舎内にはなんと足湯が併設され、しかもトロッコの乗客はなんと無料で楽しめるという特典付き。養老温泉郷から湧き出た温泉が、旅の疲れを足の先から癒してくれます。もちろん周辺には本格的な温泉もあるので日帰りでぜひ利用してみてください。バスやタクシーで5〜15分程度で行けるのは「養老渓谷 嵯峨和」、「温泉旅館 川の家」、「天龍荘」、「滝見苑 けんこう村 ごりやくの湯」など。「出世観音」として知られる養老山立國寺も駅から近い場所にあります。特に渓谷の大自然と、そこに架かる真っ赤な太鼓橋のコントラストが見もの。また、世にも珍しい“2階建てトンネル”と呼ばれる「向山・共栄トンネル」にも注目です!

女子会などで1両貸し切りもOK! トロッコ列車の予約方法

トロッコ列車は予約制。乗車日の2日前、16時までにWEBおよび電話にて予約が必要です。予約をし忘れた場合でも、当日券が購入可能なこともあるので事前に問い合わせてみてください。予約分、もしくは当日の整理券の購入はトロッコ乗車駅の整理券窓口にて現金で支払いとなります。大人数で利用したい場合は、なんと1両〜全列車まで貸し切り予約も可能! 飲食OK、開放的な車内で女子会や同窓会など仲間と過ごすひとときは特別なものになるはずです。詳しくはHPにてご確認ください。また、小湊鉄道では季節に合わせてトロッコ関連のイベントを実施しています。夏の「涼風ビール列車」、秋の「ハロウィーントロッコ」に続き、冬はどんなイベントがやってくるのか楽しみにしていてください。

そのまま駅に宿泊できる「MobiHo」を利用してたっぷり遊ぼう

トロッコ列車の旅を楽しんだあとに、この養老渓谷の自然の中にもう少し身を置いていたい。そんな風に思った方必見、最新“鉄泊”システムをご紹介します。「MobiHo」と呼ばれるこのシステムは、ステーションとなっている各所に設置されたキャンピングカーに非常に安価で宿泊ができるというもの。大人3人、子供1人までが収容可能で、1泊1台¥5,400〜という嬉しい料金設定が最大の特徴です。広々使える2段ベッド、冷蔵庫、エアコン、電源、Wi-Fi、湯わかしポットなどが完備されているので快適ステイをお約束。千葉県内には養老渓谷駅前の他、一宮の海の目の前、若葉区にある谷当工房、千葉ニュータウン中央のOMOしろいなど現在4カ所に渡りステーションが点在しています。ぜひ併せてご利用ください。
photo:PAK OK SUN

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