「発見!千葉編集部」

千葉県内で行われる、大規模な秋祭りに行ってみよう!

  • 見る 遊ぶ・体験する

お祭りといえば、全国的に夏のイメージが強いけれど、実は房総半島では9月〜10月に開催される「秋祭り」が非常に盛んなのです。地元の人々が大切にしている歴史と、長時間、数日間に渡って神輿を担ぐ男たちの熱気……観光客も合わせ数万人が参加する大規模な祭りは、見る者にも感動を与えてくれます。ここでは特に迫力のある3つの祭り、「上総十二社祭」「勝浦大漁祭り」「大原はだか祭り」を中心に、厳選したオススメ秋祭りをご紹介。毎年神輿を担いでいる地元の方や、神社の方、また実際に観賞したことがあるライターの“生の声”とともにお届けします。ぜひ、今年こそ千葉の祭りに足を運んでみてください。

ついにシーズンイン! 千葉の秋祭りは沿岸部が盛り上がる!

千葉県内には山側と海側でそれぞれ祭りの特色があります。秋は海側が盛んになる時期。大漁祈願のための祭りや、海の神話にまつわる祭りなど、海沿いならではの伝統的で活気にあふれた祭りは、千葉の秋の風物詩となっています。

最古の浜降り神事「上総十二社祭」《歴史の深さ:★★★》

千葉県の指定無形民俗文化財に指定されている「上総十二社祭り」。
玉前神社のご祭神である玉依姫(タマヨリヒメ)がその一族と年に一回再会するための壮大な祭事。玉前神社の神主様、伊藤康之さんにお話を伺いました。
「上総十二社祭りは約1200年も続く、歴史ある儀礼。今日まで絶えることなく続けられてきたのは、代々受け継がれてきた伝統を守ろうという氏子さんたちの想いにつきます。見せ場は毎年9月13日の15時半頃。12ある神社からそれぞれのお神輿を担ぎ走って釣ヶ崎海岸に集合し、全基が会したところで一斉に頭上へお神輿を掲げる姿は、大変な迫力です。当儀礼の歴史など詳しくお知りになりたい方は日本神話の『海幸山幸』、もしくは玉前神社のHPでご覧いただいてからご来場いただくと、より理解が深まるかもしれません」。
開催日:2017年9月10日(日)〜13日(水)
公式HP:http://www.tamasaki.org/12/index.htm

漁師町ならでは「勝浦大漁祭り」《威勢の良さ:★★★》

南房総随一の威勢の良さを誇る「勝浦大漁祭り」。
4日間に渡る大漁祈願の祭りのハイライトを語ってくれたのは、地元でサーフショップを経営する江澤俊介さん。
「この祭りの一番の見どころは2日目の『合同祭典』。勝浦漁港周辺に6地区から約18もの神輿が集まって、各地区自慢の神輿を一斉に披露し合います。男たちが一丸となって、掛け声や囃子(唄の合いの手)のために全力で声を張るんですが、地区ごとに神輿の装飾や担ぎ方、唄、まとう装束や鉢巻きが異なるので注目してほしいですね。最終日の『神輿の船渡し』も必見。神輿を乗せた船で海の鳥居を3周回り、お神酒をまき、大漁と海の安全を祈願するんです。今年も勢いある祭りを披露しますよ!」。
開催日:2017年9月15日(金)〜18日(月)
公式HP:http://www.katsuura-sanpo.com/facilities/event/post-837/

男たちの熱気がすごい「大原はだか祭り」《男のアツさ:★★★》

豪快な祭りといえば「大原はだか祭り」。
海の男たちの勇ましさを肌で感じようと観光客も多く訪れる、関東有数のお祭りです。去年、初めて見に行った私の感想を述べさせていただきます。
「五穀豊穣と大漁祈願を願ったこの祭りは、江戸時代から続いている伝統行事。見どころは何と言っても初日に行われる『汐ふみ』です。大原海水浴場に集まった18基の神輿が勢い良く海へ入っていき、一斉にもみ合います。男たちの掛け声と水しぶき、台風シーズンの荒れた海で繰り広げられるその様子は豪快そのもの! また、ここのまつり唄は約300もあると言われ、聞いていてもそのレパートリーの多さとみなさんの記憶力に感心してしまいます。最後に行われる『大別れ式』も、哀愁漂う唄が魅力的。秋の訪れを感じました」。
開催日:2017年9月23日(土)〜24日(日)
公式HP:http://www.isumi-kankou.com/isumi-kanko-tousyu/fes_oohara.html

秋の千葉では、こんな一風変わったお祭りも開催されます

地域ごとに開かれるお祭りは、その土地の特色が色濃く反映されます。ここでは、つい足を運んでみたくなるユニークな3つの祭事をピックアップ。

「おんじゅく伊勢えび祭り」は2ヶ月もの間、特産の伊勢えびを猛プッシュ。土日祝日は伊勢えびの直売が、イベント日には伊勢えびつかみどりや伊勢えび汁の無料配布などが行われる、とってもおトクなお祭りです。
開催日:2017年9月1日(金)〜10月31日(火)
公式HP:http://onjuku-kankou.com/event/iseebi/

かつての大多喜城の跡地に、城郭様式で博物館が建設されたのを記念して毎年開催されている「大多喜 お城まつり」。見どころは甲冑などを着た人々が練り歩く武者行列。毎年藤岡弘、氏など著名人が参加しています。
開催日:2017年9月30日(土)〜10月1日(日)
公式HP:http://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/10,397,66,html

「富津市 馬だし祭り」では若者が馬の手綱をつかみながら、砂浜を馬と並走する勇ましさが魅力。海で命を落としたオトタチバナヒメの遺品を、一頭の馬が持ち帰ったと伝えられている我妻神社のお祭りです。
開催日:2017年9月17日(日)
公式HP:http://www.city.futtsu.lg.jp/0000000610.html

お祭りに行く前に知っておきたい、地域の歴史、神社のこと

日本には多くの伝承、民話、神話が存在し、それにまつわる祭りや行事もたくさん存在します。それは日本人が古来より信仰してきた八百万の神々への敬意や、伝統を守る心によって長年受け継がれてきているもの。お祭りを見に行く際は、ぜひ、その神社に祀られている神様のこと、地域の歴史や伝統を調べてみてください。深く理解した上で見るお祭りは、また特別な感動が得られるはずです。

クレジット
photography:Pedro Gomes

一覧に戻る

TOP

住所
〒260-0031 千葉市中央区新千葉1-1-1 ペリエ千葉2F-3F
営業時間
10:00~22:00 日・祝10:00~21:00
※一部店舗により異なります